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| アトピー性皮膚炎の一般療法 |
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| 衣類などの選び方 |
肌着は汗をかいたままですとアトピー性皮膚炎が悪化することになりますので、吸湿性のよい 木綿製のものを選ぶようにします。 肌に直接当たる部分、首周りや腕、脚については生地のやわらかいものをお勧めします。 できれば木綿のものがよいでしょう。 羊毛や化繊製のハイネックの衣服は避けたほうが無難です。 ピアス、ネックレスなどの装身具はかぶれを起こして湿疹を悪化させることがあるので注意が必要です。 また髪の毛が皮膚に直接当たるのも悪化させる要因になります。 洗剤は一般の洗剤でも構いませんが、十分にすすぎ洗いをして洗剤の成分が衣服に 残らないようにします。 |
| ハウスダスト対策 |
| ダニやハウスダストに対するIgE抗体が強陽性になることが知られています。 常に掃除を心がけ、部屋を清潔に保つようにする必要があります。枕カバーやシーツもこまめに取替え、 布団は表裏とも十分に日に干すようにしましょう。 フローリングの床や防ダニ加工をした寝具類がアトピー性皮膚炎に有効との報告もあります。 まずは身の回りのものを清潔に保ちましょう。 |
| ペット対策 |
| 犬、猫、小鳥、ハムスターなどの動物の毛やフケはアレルゲンとなることがあります。 またペットの糞やフケなどがダニのエサとなり、ダニが増える原因にもなります。 したがって毛や羽のあるペットは飼わないほうが無難です。 毛や羽の生える動物は抜け毛などが皮膚を刺激する可能性がありますし、気道アレルギーの 原因となり、気管支ぜんそくを合併してくることもありえます。 また犬、猫を抱いたりするのは避けるように注意しましょう。 |
| かゆみとひっかき対策 |
アトピー性皮膚炎の最大の苦痛のひとつはかゆみです。 ひっかくと皮膚は傷つき、皮膚のバリア機能がさらに低下します。 その結果、軽い刺激でも湿疹ができ、これがまたかゆみを生じるという悪循環に陥ります。 体が温まるとかゆみが強くなるので、室温は25℃前後に保ちます。 かゆみが強い場合、氷のうなどで冷やすとやわらぎます。 アルコールや香辛料の強い食事もかゆみをひどくするので、これらを避けるようにします。 夜間、眠っている間に無意識にひっかいて、症状を悪化させることがあるので、爪は常に短くし 清潔に保ちます。 その上で、薄い木綿製の手袋を着用するようにします。 |
| 身の回りのアレルゲン、悪化因子を知る |
アトピー性皮膚炎は、その原因をアレルギーだけで説明できるものではありません。 即時型アレルギー反応の原因であるアレルゲンがどの程度関与しているのか定かではなく、アレルゲン をどの程度排除すればよいかもはっきり分かっていません。 血液検査で陽性だったからといって、その物質が本当にアレルゲンとして皮膚の症状を悪化させて いるとは限りません。 最も大切なことは、自分の生活を通じて、何がアレルゲン、悪化因子であるか知ることです。 そして、それらを自分の日常生活からできるだけ排除するように努力することです。 |
| アレルゲン、悪化因子を取り除く |
例えばダニやハウスダストがアレルゲンとして悪化因子になっているのであれば、部屋をこまめに 掃除しほこりがたまらないようにしたり、カーペットをやめてフローリングにしたり、 ダニの繁殖を防ぐことが大切です。 |
| 食事とアレルゲン |
| 食物の中で最もアレルギーを起こしやすい成分はたんぱく質で、たまご、牛乳、大豆が三大アレルゲン といわれています。アトピー性皮膚炎の患者さんで、乳児期にはたまごや牛乳に対する陽性率は 7,8割にも上がりますが、4歳頃になると1割程度に減少するという報告はあります。 検査が陽性だからといって、本当にアレルギーがあるとはかぎりません。 |
| 金属アレルギーとアトピー |
金属アレルギーとは、ほとんどの場合歯医者さんの治療で詰めてもらった銀歯、金歯が原因で 起こることです。 金属が微量づつ唾液で溶け出し、飲み込んで、それが消化管から体内に吸収されて、 アレルギー反応を起こしてしまうのだ、(その他整形外科手術で骨と骨をつなぐために入れた ボルト、釘、鋼線、人工関節として人体に埋めた金属なども原因となりうる) これまではアトピーのアレルギーというのはダニの死骸、カビといった蛋白分子に対する反応である。 一方、金属アレルギーは金属原子という非常に小さい粒子に対するアレルギーを意味する。 かつて原子なんてものすごく小さい粒子に対してアレルギー反応を起こすなんてことはまるで 信じられていなかった。なぜなら酸素や水のような、ウイルスや細菌に比べ何百万分の一という 小さい粒子に対して免疫が反応すること自体ありえないと考えられていました。 しかし研究が進むにつれて、金属原子そのもの対しては免疫反応を起こさないのだが、 ある種のたんぱく質と結合して、つまり、たんぱく質+金属イオンという大きな分子になることによって、 それらが免疫細胞に対外からの異物と認識され、アレルギーを起こすことが分かってきた。 さらに厄介なことには、掻きこわされた湿疹局面だけを見る限り、アトピーの湿疹と金属アレルギーの 湿疹を区別することは大変困難です。金属アレルギーだけを持つ患者さんは血液検査で、 ダニやハウスダストなどに対するアレルギー反応が陰性で、IgE抗体の値も低いから 「この湿疹は金属アレルギーによるものではないか」と疑うことができます。 さらに金属アレルギーの検査でパラジウムや金、クロム、ニッケル、水銀、といった口腔内の 歯科金属に陽性反応を示せば診断を確定できます。 ところがアトピーと金属の両方のアレルギーを併せ持つ方の場合、血液のアレルギー検査だけでは、 金属アレルギーを見逃してしまう場合も多いのです。 医師でも金属アレルギーを疑う頭がないと、このような場合はアトピーとして扱われ正確な判断が 得られずに終わってしまうことが少なくありません。 |
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