| 万病のもと ”血栓” を解消する | ||
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| 1 それは前ぶれなく突然やってくる 田中健一さん(仮名)の場合 | ||
ある会社を経営している田中さん(45歳)は1昨年に脳卒中をおこして倒れられました。 1週間くらいで意識は戻ったものの、それから言葉がはっきりせず、一人ではトイレにも行けないような 状態になってしまいました。 20歳の時には脳卒中でお父さんを亡くし、それ以降、田中さんが家業をついできたというのですから、 20代からすでに人並み以上にストレスがあったことは容易に想像できます。 会社の資金繰りに追われることもしばしばあり、寝不足とストレスで目が充血して 真っ赤になることもよくありました。でも30歳を過ぎたころには会社の経営も安定して、 今度はお客との接待が大変になってきました。 暴飲暴食も多くなり、どうも体調がおかしいというので病院で検査をしてみたところ、 高血圧という診断でした。 血圧以外にもおそらく種々異常があったはずです。 お父さんが脳卒中だったのなら家系的に循環系の大病をする体質といわれて、医師に降圧剤の 服用を勧められました。 しかし、降圧剤を飲むと下痢をしたり、口が渇いたり、眠気がしたり、気力が減退するという副作用 があったためにだんだん飲まなくなりました。一時的に手足がしびれたり、 ものが二重に見えたり、視野が狭くなったりする異常があり、片方の目が見えなくなるという 重大な障害もあったのですが、一時的なのでそれほど気にもせず、健康対策らしいことは 何一つしないまま数年が経過しました。 それからいきなり脳卒中の発作に襲われたのは1昨年の3月でした、トイレにたって2階の 寝室に戻ろうしたときに、急にめまいがして、その後は意識を失いたをれてしまいました。 脳の中の動脈が破れて出血したものと思われます。動脈が硬化して細くなっているところに 血栓が詰まるために起こるもので、以前は脳溢血(のういっけつ)と呼ばれていましたが、 現在は脳出血と呼ばれています。 血圧の低い人の場合は一般に血管は破れず、ただ血流がなくなるだけで、俗に脳軟化、 専門用語では脳梗塞と呼ばれます。 それらの総称が脳卒中といわれています。いずれにしても血栓にふさがれた先の組織には 血液が送られなくなるために酸素の供給が止まって細胞は死滅します。 脳の中の血管は破れても新しい血管が生まれて再生してくれるわけではありません、 ですからその部分の脳細胞が指揮していた体の各部分への制御が行われなくなります。 たとえ死に至らなくても田中さんのように言語障害をきたしたり、半身が不随になったり、 そのまま放置していれば、機能を失っていない脳の片方も次第に制御能力を失っていくのが普通です。 |
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| 2 脳卒中はこれで予防できる | ||
この状態に対する薬はなく、血管を広げて血圧を下げる薬、血栓を溶かす薬、その副作用を緩和する 各種の薬、それに精神および神経安定剤などが、多種類処方されます。 その中で血栓を溶かす薬はきわめて危険な薬であるため、入院患者にしか処方を許されていません。 いずれも副作用の強い対症薬で、根本の原因を改善する薬ではありませんから、 田中さんも今度は真剣に自分の命を心配されたのでしょう。友人の勧めで霊芝を併用して 飲み始められました。 霊芝を飲むようになってからは、調子がよくなってきたため、病院の薬はだんだん減らすようにして、 3ヵ月後には霊芝だけにしました。 しかし、7ヶ月が過ぎたころには友人からもらった霊芝がなくなったため、そのまま霊芝もやめてしまいました。 田中さんの調子が徐々によくなったのは、脳の細胞が完全に死んでいなかった証拠で、 わずかながらも血流があったことになるのですから、そこでいたんだ血管を治すことが何よりも 大事だったのです。 同時に不断に血栓ができないようにしておくことが必要だったのですが、霊芝の働きを本当には 知らずに飲まれていたからでしょう、残念なことに服用をやめてしまわれました。多くの研究機関で はっきりしていることには、霊芝には血管の異常を改善する働きのあることと、副作用を伴わずに 血栓の生成を抑える作用をすることだったのです。 田中さんのような状態では、毎日の服用を続けていなければ、いつまた血栓が詰まって血管が 破れないとも限らない危険をはらんでいたと思われます。 霊芝の服用をやめて2ヵ月後の昨年正月に、今度はくも膜下出血で倒れました。 脳外科の手術によって一命は取り留めたものの、今回は3ヶ月経っても半身不随のままで、 口もよくまわらないという障害が残りました。 そのため再び霊芝を飲み始められ、少しずつ障害がとれ、現在では出社はできないまでも、 自宅から支持を与えたり、軽い散歩程度はできるまでに回復されました。 あの時なぜ霊芝を飲むのをやめてしまったのかわれながら悔やまれます。と田中さんは言われます。 霊芝の働きをよく理解していれば毎日の服用も継続していたのでしょうが残念でなりません。 |
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| 3 年齢と血管の老化は一致しない | ||
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| その理由を理解するには、まず血栓とは何かを理解する必要があります。 血液の中には血小板と呼ばれる小さな球が含まれていて、血管に傷ができると集まって凝固し出血を防ぐ 働きをしています。球といいましたが、顕微鏡で見るとくらげのような形をしていて ふわふわと血液中を浮遊しています。 このくらげがどのようにして傷口をふさぐかといいますと、まず集まってきたくらげ同志の間に 繊維ができて結びつけられます。そうやって一塊になったものを膜ができて包み込み 袋につめたようにしてしまいます。 つまりその状態が血液の凝固でそれによって血管の傷口がふさがれます。 やがて血管壁が修復されると、袋つめのくらげは用済みですから、今度はそれを溶かす連中が やってきて溶かしてしまいます。それを医学用語では線溶と呼んでいます。 線溶しておかないと、袋詰めの塊が血液中をあちこち流れまわって細くなっている血管につまると 大変なことになるからです。 実はその大変なことが起こってしまったのを血栓症というのですが、袋つめになったまま溶けないでいる くらげの集団が血栓なのです。 ではなぜ溶けないのでしょうか、凝固するのも大事ですが、固まったものが溶けてくれなくても困ります。 ですから我々の体はこの凝固と線溶という相反する働きの平衡が保たれていることで正常が 維持できているのです。この機能がなければ、たちまち血栓症を起こして死ぬことになりますし、 あるいは出血が止まらなくなって、やはり死に至ることになります。 しかもそれは、いま凝固が必要かと思うと、すぐに線溶が必要になるという風に常に揺れ動いている 状況下の平衡です。 こうした動的でかつきわめて微妙な平衡維持機能能力は、生物の中でも高等動物だけが備えているものです。 その動的平衡のことをホメオスタシスといっていますが、袋つめのくらげが溶けずに血栓となって 体内を動き回るというのはホメオスタシスが一時的に壊れたことを意味します。 ですからなぜホメオスタシスが壊れるのかを説明すれば、なぜ血栓が溶けないのかという疑問に 答えることになることになると思います。 |
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